NPO法人ソラマとは


NPO法人ソラマは、つながるやさしいまちづくりを目指しています。私たちは、医療的ケアが必要な重度の障害を持った人たちが利用できる、地域に開かれたグループホームを、まずは世田谷区内につくる目的で、平成28年3月に法人を設立いたしました。

代表理事ごあいさつ


私たちの子どもは、在宅医療ケア(痰の吸引、人工呼吸器、経管栄養など)が必要な重度の肢体不自由や重複した障がいがあります。自宅で暮らしていますが、週に何回か、日中5時間くらいのデイサービスでの活動以外は、昼夜休みなく介助の手が必要な生活です。

 

その介護のほとんどを親が担っています。このような障がいを持った子どもは、親に先立たれると、遠く離れた施設に入らなくてはなりません。自立を望んでも貸してくださる家は少なく、支援の手も足りません。

それが、現実です。住み慣れた地域で、生涯、誰もが安心して暮らし続けられる。そんな街になるよう、私たちはその第一歩として医療的ケアのできる重度身体障害者のグループホームを作りたく、このたび「特定非営利活動法人ソラマ」を設立いたしました。

 

近隣の皆様に気軽にお立ち寄りいただき、一緒にお茶やイベントを楽しんでいただける開放的なグループホームにしたいと思っています。企画を通じて子育てや家事、介護、趣味など様々な経験、知恵をお持ちの方が繋がる場や、共に学ぶ場を提供し、新たな「良かった」がたくさん生まれ、助け合い、支え合う街になるよう貢献していきます。

私たちの活動には、地域の皆様のご理解とご協力が必要です。活動を行う私たち自身が、皆様に愛されるように頑張ってまいります。どうぞご指導ご支援くださいますよう、よろしくお願い申しあげます

 

平成28年3月吉日

特定非営利活動法人ソラマ

代表理事 野村一惠

 

 

ソラマの理念



だれもが普通に生きられる、つながるやさしい街づくり

生まれてきて良かった

自分らしく生きられて良かった

あるがままに生きられて良かった

そんな「良かった」がたくさんある街って

きっと、誰もが暮らしやすいんだと思います

ソラマの沿革


 2012年

重度の障害者の親、医療・福祉・他職種の仲間が集まり「こんな未来があったらいいねの発想から勉強会ケアホームを考える会を発足

 

20132015年 7

毎月の定例会と並行して外部の勉強会でコミュニティビジネスNPO法人、創業等について学ぶ傍ら、医療的ケアを実践している静岡 富士市のデイサービス及びグループホームを皮切りに神奈川県横浜市滋賀県野洲市、長野県上田市、埼玉県東松山市、都内か所ほどを視察

 

2016  3

特定非営利活動法人設立を目指して動き始める。

 

2016  5

東京都から「特定非営利活動法人ソラマ」の認証を得る。設立記念お披露目会を開催し、「だれもが普通に生きられる、つなが る やさしい街づくり」を理念とし、地域に開かれたグループホーム「そらまめ」開設を目標に活動開始。

 

2019年現在

自主イベント等を企画し、世田谷区内外の同業、他業種との連携や交流を図る定例会、学習会、イベントを開催

医療的ケアとは


  • 呼吸管理(人工呼吸器の操作、口鼻腔や気管内のたんの吸引、気管カニューレの交換、酸素投与、パルスオキシメータの着脱など)
  • 水分、栄養管理(経管栄養チューブの挿入、注入・抜去、IVH管理など)
  • 服薬管理(座薬挿入、インシュリン投与など)
  • 褥瘡(じょくそう)の手当など
  • 排泄管理(導尿、留置カテーテルの管理、摘便、人工肛門の処置など)

ソラマの活動


地域にあっても孤立している高齢者・障がい者のグループホームは少なくありません。ソラマの目指すのは、地域の人々と一緒に助け合い・学び合うコミュニティを創っていくことです。

地域に開かれ、愛されるグループホーム設立に向けて、タイコなどの音楽を通じた楽しいイベントや様々な講演会を企画します。各種制度や人権・健康など地域のニーズに合ったテーマを取り上げる予定です。→ソラマのボッチャ活動